やさしさ 水際の 拙い囀ずりも きらきら光る 水面(みなも)の眩しさも 幼い子供の 笑う声も 美しいまま思い出せる 歌うの 夜の雨と 月の影と 悲しみの向こうにある 金の朝と 花の風と もう この別れを越えて 木立のうねりと 烈しい炎の色 冴えて浮かぶ星と 澄んだ空気 柔らかな深さまで 充たして 命が宿る 綺麗な音色 描いて 褪める熱を 痛む胸を さようならの愛しい響きまで 銀の雲を 蜜の昼を その 指先で奏でて 夜の雨が 月の影が 悲しみに寄り添う安らぎへ 黄金(こがね)の夢が 鮮やかな空が それでも世界は優しくて PR