毒の花 白い紙 黒いインク 拡がって 侵食していく 不器用な 僕の心臓 ずっと 痛み続けた 猛毒みたい 君との熱を 感じる度に 薄い雲 流れていく 濃くなって 雨雲になる もしかして 闇に触れた 君は 笑っていたの バラバラになる 意識を抱いて 可笑しいくらい 君が好き ぼやけてしまう 輪郭のまま 思い出せない 愛しい人さえ 傘の花 咲き誇って 急ぎ足 壊れる水面 もしかして 愛に飢えた 僕は 泣きたかったの 掻き消されていく 喧騒の中 僕を隠して 震えたい ずぶ濡れになる 僕を笑って 冒されながら 君を想うから 猛毒が 溢れるまで 君を僕に注いで PR