陽炎の向こうに 陽炎の向こうに名前のない想い出愛していたいかなしみも苦しみもすべてただ抱き締めてほしかったの幼いまま立ち尽くすこころを大きな手で頭を撫でてえらいね、とただひとこと陽炎の向こうに名前のない面影微笑んでいるさみしさを飲み込んで今も鴉が西の窓辺に佇んでいる沈む夕陽の影に踊る逢いたいと泣くまぼろし想像もできなかったものはやさしいものを失う痛みで誰かが抱き締めてくれるその「いつか」だけを信じてただ慰めてほしかったの泣かないように噛み締めた唇あたたかな手で頬を撫でてただいま、とただひとこと陽炎の向こうに名前のない憧れ愛していたい恋しさを閉じ込めてずっと PR