目醒め 時が流れていく留まることなど知らずに風のゆくえの先であしたを手招くいつか玻璃色の夢の静寂(しじま)眺めていたやがて目醒める息吹を信じて遠いかなしみ縷縷に刻まれて睡れる永久を祈ってさいわいを謡え水面きらめく風の轍を辿っていく永久に廻れるいのちの育(はぐ)み花の色目映い陽光(ひかり)と千の萌える若草泳ぐ魚翻り瞬くいのちの鱗せせらぎの音時の謡い PR