剣 乾涸びた空私の泪の剣(つるぎ)が穿つ哀しみの岩を越えて楽園の海を渡る数え切れない海鳴りと潮騒まどろむ夢を掻きたてる捜しきれない思い出の中の貴方に託した私の声を空仰ぐ鳥の唄が錆び付く剣を壊す苦しみの雲を掃い楽園の虹をかける時は流れてあてもなくさまようまどろむ夢を駆り立てる思い委ねて流れ着く先に貴方と夢見た幽かな世界虹色にじむ空に永遠の剣を翳す切ない風をいだいて楽園の土へ還る乾涸びた空私の命の剣が穿つ暗闇の星を照らし楽園の森へ孵る PR