初恋 夏草のすきまから見上げた夜空の溢れそうな光の粒を憶えてるただふたりきり秘密の場所で幼い恋を温めていたよね切ないうたも 痛むこころも知らないままでちいさなキスをして……蛍火に照らされた水面(みなも)が揺れてるはにかんだ微笑みを僕は憶えてるいまひとりきり秘密の場所に置き去りにした宝物の日々が切ないうたを僕にうたうよ幼い恋が張り裂けた音色でいつかの想いが褪せずにここにあるいとしいほどいつしか知ってた切なさは星になるかなあの日ふたりでただ恋をしてやさしい日々をその腕に抱えてちいさなキスはこころの奥の宝物になっていまひとりきり秘密の場所に帰れる道をあの日々を想うよ君に話そう 何を語ろうもう届かない 幼い恋のうたはにかんだ微笑みを僕は憶えてる君の手のぬくもりを僕は憶えてる PR