未来
わかっていたから抱き締めた
強さじゃなくて
弱さでもないけど
僕らの未来に手を振って
やさしい言葉で
デタラメな約束も
つたない愛の言葉さえ
言えただろうけど
僕らの声は
想いを募らせすぎて
喉の奥に詰まってしまうね
君のせつなさ
君の面影を
忘れない
忘れたくないから
君がいつしか
いなくなるまでは
どうかこの手のぬくもりを
信じさせて
優しい音が
僕らの沈黙さえ
まどろみあう歓びに
変えてくれるから
僕らがいつか
うたかたに消える頃に
悲しみのない歌があればいい
君の愛した
朱色の空に
星が灯る
ささやかな光に
僕らが捨てたふたりの未来が
淡い色をして揺れている
惜しみながら
つないだ指を離す時が来ると
わかっていたから抱き締めた
強さじゃなくて
弱さでもないけど
僕らの答えを悔やまないように
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