あけぼし いつか 思い描いた 空(から)の未来 妄想 けれど なぜか信じた しあわせの夢を いつか 失くすことには 慣れていた つもりでした けれど 失うその度に 思い知る 痛みの強さ 憧れて 絶えず 見つめた 輪郭を 手を伸ばし 触れること 叶わずに 壊れない 優しい 距離を 毀せない もどかしさも 恋しさと 違わない 嗚呼 金色の 貴方 夢見 十六夜 醒めて 彼方(かなた) 嗚呼 金色に 彼方(あなた) 点る 明星 明けて 遥か それは 春に描いた 出逢う奇跡 偶然 やがて 夏に溶けゆく 小さなかけら それは 秋の瞬間 閃いて 悟る想い やがて 冬に募り積もる 愛(かな)しみに さみしいひとり 恋しくて 絶えず 想った 彼(あ)の声を 繰り返す その度に 薄れゆく 毀せない 曖昧を 甘受していた 踏み込めない 我が儘で 擦れ違う 嗚呼 金色の 彼方 夢見 宵闇 紛れ 何処か 嗚呼 金色に 貴方 映る 水面 揺れて 遥か PR