オフィーリア 朝は未だ、夜のまま月翳る、星の向こう深い深い森の中で昏い昏い夜明けを俟つそっとくすぐる風はあなたの息吹触れる涙は雨いとおしい、いとおしいそうしてここへおいで、とあなたが歌うから夜は未だ、夜のまま花薫る、手折る月と昏い昏い星を抱いて深い深い水に沈むそっと燻るものはあなたのいのち狂(ふ)れる心は霧くるおしい、くるおしいそうして首を絞めて、とわたしが歌うから月は未だ、月のまま星は未だ、星のまま太陽に焦がれて燃え尽きる PR