未来 つないだ指を離す時が来るとわかっていたから抱き締めた強さじゃなくて弱さでもないけど僕らの未来に手を振ってやさしい言葉でデタラメな約束もつたない愛の言葉さえ言えただろうけど僕らの声は想いを募らせすぎて喉の奥に詰まってしまうね君のせつなさ君の面影を忘れない忘れたくないから君がいつしかいなくなるまではどうかこの手のぬくもりを信じさせて優しい音が僕らの沈黙さえまどろみあう歓びに変えてくれるから僕らがいつかうたかたに消える頃に悲しみのない歌があればいい君の愛した朱色(あけいろ)の空に星が灯るささやかな光に僕らが捨てたふたりの未来が淡い色をして揺れている惜しみながらつないだ指を離す時が来るとわかっていたから抱き締めた強さじゃなくて弱さでもないけど僕らの答えを悔やまないように PR