背中 何もない夏の音慰めることもない琥珀の夕暮れは遠く昨日に置いてきたらしい土砂降りの中を行く燃え尽きた蛍火の香りだけ覚えている惨めにはなりたくなくて煙が滲みただけ揺らぐ世界を嘯いて忘れた頃に会えるかなもう一度を赦されるかな帰る場所があるから愛することを謳う白銀の想い出になる大きな掌を懐かしいと思うそれでもまだ昨日のこと大事に思っていいかなまだ愛しさになれないまま身体が痛むだけ陽炎の二人を見てる傷付いたのは誰だろう煙の向こうにいるはずで忘れた頃に会いにいこう少しだけ寂れた笑顔を抱き締めていいかな PR