紫苑 青く咲いた花を摘んであなたに贈る花束を支えきれず突き放した幼い僕のつぐないにどうか笑ってどうか忘れてああ 風の色にあなたを思い出すよそっと息をとめた名残の雨が頬を伝う淡くひらく蕾のようなあなたに恋をしていました手をつないで歩くことが何よりずっと好きでしたどうか笑って僕を忘れてああ 珊瑚色の春の日にさよならを遠く祈りながらもつれた糸を解いている僕はまだ夢を見ている優しい誰かと歩くあなたをああ きっと僕はあなたを忘れられないそっと息をとめたあなたの額にさよならを PR